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2017.06.27 Tuesday
500匹を超えるコウモリの大群
四万十町の某所で哺乳類学会の川道美枝子先生といっしょにコウモリを観察しました。 500匹を超える集団繁殖地でしたので、 保護対策が出来るまでは場所を伏せたいと考えています。 種名はまだ確認しれていませんが、耳が長いやや大型のコウモリでした。 取り急ぎ、写真のみを公開します。
2017年6月27日 たきたろう
2017.04.27 Thursday
ブッポウソウが帰ってきました!
*ロッジ「八色森の家」のトイレ換気扇に設置した巣箱
午前6時30分、下津井の門脇さんより 自宅横の電柱にブッポウソウが1羽飛来したという電話がありました。 下道の森の番小屋前の巣箱にもブッポウソウが戻っているのを確認しました。 下道地区では、オオアカゲラが木を叩いて 縄張りを主張するドラミングの音が響いています。 ヤマガラ、シジュウカラ、スズメ、カワラヒワ、ヒヨドリなどが訪れています。 オオルリ、センダイムシクイなども戻っています。 ヤマガラが出入りしていました。 気持ちの良い季節となりました。 2014.02.03 Monday
オオコノハズクの放鳥。
前日に、わんぱーくこうちアニマルランドの渡部園長より、 「入院していたオオコノハズクが元気に飛べるようになった」という 電話をいただきましたので、昨日、アニマルランドから捕獲された場所 (四万十町古城地区)の民家前まで運び、オオコノハズクが絡まって保護された ナイロンネットを撤去してもらった後で、やや暗くなった午後5時45分に放鳥しました。 放鳥されたオオコノハズクは、30メートル離れた柿の木に向かって飛び、 少し休んで、薄暗い森の奥に飛んでいきました。 手に持ったオオコノハズクは、たいへんに元気でしたので、 きっと野生復帰は成功すると思いました。 保護した時に手に持った際に、足の指の爪が鋭くて危険だったので、 今回は持参した皮手袋を付けて放鳥しました。 2014年2月2日 たきたろう 2014.01.24 Friday
ソデグロヅルのその後。
愛鳥週間ポスター表彰状を持参した、高知県の某小学校近くの水田で3羽のソデグロヅルを確認しました。ずっと、ほとんど同じ場所から移動しないで餌をさがしているようでした。 食べているのは、土の中から掘り出した草の根だと思われますが、20日以上も同じ場所で食べ続けられるような草の種類は何でしょうか?場所は、元旦調査で見た場所と同じ、民家やビニールハウスから100メートルくらいの水田で3羽が餌を食べていました。 近くの川の堤防の近くで20羽くらいのカワラヒワ、5羽くらいのツグミ、20羽くらいのスズメ、3羽のトビ、1羽のハクセキレイ、水面には50羽くらいのオオバンが浮かんでいました。 『注記』 *本シーズンに3羽の若いソデグロヅルも飛来した高知県ですが、その理由は、ツル越冬地の環境が良くなっているからでは決してありません。 生態系トラスト協会はナショナルトラスト手法で「四国の水源の森」や「ヤイロチョウの生息地の森」の森林を購入していますが、四国に過去に飛来した、そして現在も飛来している四国のねぐらや餌場のある地域を、すべて買い取ることはできません。 ネットワークの力を広げながら、ツルの飛来している水田の「立入禁止区域」や「銃猟禁止区域」の拡大&「河川敷」や「ため池」等の「ねぐら環境」を「夜間立入禁止」区域にする等、ツルの絶滅を防ぎ、生物多様性を維持するために、新たな法制化が求められているように思います。 2014男1月20日 たきたろう 2014.01.20 Monday
保護されたオオコノハズク
抜けるような青空の下、今日は高知市立動物園『わんぱーくこうちアニマルランド』に、1月7日に四万十町でナイロンネットに絡まって保護されたオオコノハズクに、11日ぶりに会いにでかけました。ちょうど、寒風山から雪を運んできて「雪まつり」をやっていたせいか、大勢の親子連れで賑わっていました。オオコノハズクは入院病棟?の鳥かごで元気に飼育されていました。 渡部院長にお話を伺うと、骨折はしていないものの意外に元気で、与えられた鶏肉を食べているということでした。残念ながら昼間は写真のように目をつぶったままですが、夜になるとぱっちりと目を開けるそうです。早く元気になって元の四万十町に放鳥されると良いですね。 2014年1月19日 たきたろう 2014.01.08 Wednesday
四万十町で保護されたオオコノハズク
*本日の高知新聞に掲載されました。 昨年の1月に、絶滅危惧種のクマタカが、 相次いで死体や傷ついて発見された四万十町には、 他にも様々な希少な野生生物が生息しています。 この鳥はオオコノハズクというフクロウの仲間です。 自宅近くの防鳥網に絡まっているところを 保護したという情報をいただき、 『ヤイロチョウの子育て』の写真家で、 90歳とは思えぬ岡田光男さんと一緒に鳥を保護したお宅を訪問しました。 原因は不明でしたが、まったく飛べない状態でしたので、 高知市の動物園「わんぱーくこうち」に届けて 保護・治療をお願いしました。 怪我が治って無事に野生復帰できると良いですね。 2014年1月8日 2013.09.28 Saturday
我家の庭に来たシジュウカラ。
にぎやかにさえずっていたシジュウカラ。 殺虫剤を使わない我家の庭に、シジュウカラが来てくれるとすごくうれしい! なんとシジュウカラは一年に12万5000匹もの虫を食べるといいます。 このときも上手に虫を見つけて食べていました。 その姿を室内から写しました。 しかし、よく見ると両足にカラーリングがついているのが見えます。 右足に赤色、左足に白色のカラーリング。 一体何処で調査された個体なのでしょうか? (*山階鳥研のHPを見てもわかりませんでした) しら 2013.09.10 Tuesday
ボラとタヌキ。
ここは高知市の海岸。 千松公園の海水浴場に隣接して赤い灯台のある突堤があり、 ここは、毎日のように釣り人でにぎわっています。 昨日、散歩に出かけ突堤に近づいた瞬間、 見知らぬ釣り人が竿を大きくしならせて、 10分後にタモで救い上げたのがこのボラ。長さが54センチもありました。 チヌ狙いの釣り人には外道扱いだったらしく、 いらないというので貰って帰り、昨日はお刺身にして食べました。 そして、今日の夕方、同じ海水浴場ですが、 巨石を積んで出来た突堤に向かって歩いていると3匹の猫? いやいや、若いタヌキが3匹、人靉恐れる風もなく戯れていました。 何しろ、巨石の間は、すぐに逃げ込める安全なねぐらになっている様子。 わたしが近づいてじっとしていると、1匹がわたしの靴をなめたり、 ズボンのすそを引っ張って遊びだしました。 近くには猫に餌を与える人がいましたが、 この若タヌキは誰に餌を貰っているのでしょうね。 このタヌキたち、無事に成長できるでしょうか? 2013年9月10日 2013.09.02 Monday
「甦れ、ブッポウソウ」を読んで。
番小屋のそばに掛けた巣箱で、 昨年はブッポウソウが子育てを成功させました。 今年もブッポウソウがやってきて私も何度か姿や声を確認していました。 営巣し始めましたが、残念ながらアオダイショウに卵やヒナが狙われたらしく、 繁殖に失敗してしまったようです。 ブッポウソウは私の住む石川県でも、 最近は数が減っているようです。 番小屋で会うブッポウソウを観察しているうちに もっとブッポウソウのことを知りたい!と思っていたのでした。 図書館で見つけたこの本を読んで、 印象に残った部分をピックアップしてみました、以下。 「甦れ、ブッポウソウ」 中村浩志著 本来の生息地は「ブナ林のある里山の森」 = 人間によって伐採を繰り返され二次林に変質し、 日本の森の古くからの住人だった鳥たちが住み場所を追われる。 その代表がブッポウソウ。 ↓ 追われて選んだのが「鎮守の森といわれる神社やお寺の境内」。 しかし、鎮守の森が森でなくなりつつある。 (駐車場やゲートボール場に変化、周辺の宅地化=エサ不足) ↓ 次に移り住む場所として選んだのが、 「橋や鉄橋、家屋、木の電柱などの人口構造物」。 同じく森を追われたアオバズクやオシドリとの巣穴をめぐる争い。 ↓ 木の電柱が消え、人が掛けた「巣箱で繁殖」 = 手入れが必要。 しかし、たくさんの巣箱を掛け続けるのは大変な労力。 いつまで人が巣箱を掛け続けるのか? ↓ ブッポウソウが人の手を借りずに繁殖できるようにするには 日本本来の里山の森を再生していく以外にはない。 ブッポウソウは、千年にわたって霊鳥として多くの詩歌に詠まれてきた鳥であり、日本人と長い間共存してきた鳥。ここ40〜50年の間に絶滅の危機に追いやられている意味を考えてみるべき。日本人にとってかけがえのない何かを、急速に失っている事実を示しているのではないだろうか? 日本は本来、森の国。 里山と奥山を使い分けることを基本にした日本文化の重要性に気づく! *日本のライチョウ =人を恐れない。1mまで近づける =日本の文化として、奥山のライチョウは霊鳥として扱われてきた。 *欧米のライチョウ =人を恐れて100m先にいても逃げていく=狩猟鳥である。 里山は人間の領域として活用、奥山は神の領域とする。 =日本文化の基本的な自然の利用形態が確立され、これが日本の原風景といえる。 *私たちはどうしたら失われつつある「日本の原風景」を取り戻すことが出来るのでしょうか。原風景を守ることのできるひとつが、トラスト活動に通じているように感じます。欧米のように人が自然を支配する生き方ではなく、八百万の神を崇め自然に寄り添う生き方が日本本来の生き方ではなかったか。あとは里山の再生。経済ばかりを追い求めるのではなく、田畑を大切に自給率を上げることが、この国には必要なのではないでしょうか。最近は地球規模での大災害が起きています。他国を頼っている場合ではありません。そこにはTPP問題や原発を含むエネルギー問題を一人一人が自分の問題として考えていく必要があると感じました。 (しら) 2013.08.22 Thursday
ヤイロチョウ情報。
まだまだ、猛暑が続く高知県の四万十ヤイロチョウの森より 最近の森の情報をお便りします。 8月8日6時30分頃、ヤイロチョウの若鳥が木屋が内トンネル内に 一時的に保護されたという情報がよせられました。 *保護された時に写された写真。 ヤイロチョウは巣立ち後1カ月くらい経つと、 若鳥が親鳥と同じような声でさえずりの練習をはじめますが、 本日の午前5時30分頃、地元の方からケヤキ谷で5〜6声、 ヤイロチョウのさえずりが聞こえたという連絡がありました。 やや、速いテンポで鳴いていたというので、 若鳥の鳴き声の可能性が高いと思います。 また、逆算すると、今朝鳴いていたヤイロチョウ(の若鳥)は、 ケヤキ谷で7月20日頃に巣立った可能性があります。 2013年8月21日 たきたろう |
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