生態系トラスト協会の活動を紹介しています。絶滅危惧種ヤイロチョウの保護活動、バードウォッチングツアー、行事の報告もお知らせしています。質問など自由にコメントを書いて下さいね☆ホームページ http://wwwd.pikara.ne.jp/ecotrust/
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    インド、スリランカ・インドヤイロチョウを訪ねる旅

    インドで撮影したインドヤイロチョウ 

     

    インドヤイロチョウの越冬地を訪ねる旅/インド、スリランカ(報告)

     

     日本に夏鳥として飛来するヤイロチョウ(学名Pitta nympha)と極めて近縁の種にインドヤイロチョウ(学名、Pitta bracyura)という鳥がいます。写真を見ていただければわかるように、外形も色彩も日本のヤイロチョウに非常に良く似ています。(さえずりは「グリーン、フィー」と聞こえ、日本のヤイロチョウとは違いますが、「ケーン」と聞こえる警戒の声は一緒です)
     インドヤイロチョウは、インド中部から北部のネパールの山麓で子育てを行い、9月頃から3月頃まで、インド南部からスリランカに渡って越冬します。インドの広さは日本の9倍もあるので想像しにくいのですが、日本のヤイロチョウと同じように春から夏に子育てを行い、秋から冬に南方に移動して越冬するという習性の面でも、インドヤイロチョウは、日本のヤイロチョウと非常に良く似ています。
     このように、ヤイロチョウとインドヤイロチョウの習性は似通っていますが、日本のヤイロチョウの越冬地は、アジアの熱帯地方(ボルネオなど)と推定されているものの、複数の個体が同時に確認されるような越冬地はまだわかっていません。
    そのような理由で、日本のヤイロチョウと似ているインドヤイロチョウを調査したい!という思いで、英語や日本語が堪能なドイツ人のMartin Rutzさんに通訳兼アドバイザーをお願いし、2018年2月5日〜12日まで、日本から自費で参加した有志3名(生態系トラスト協会の理事・元TVカメラマンの畠山正則さん、長野県でヤイロチョウを研究している植松永至さん、高知県のわたし)を含めた合計4名で、「インドヤイロチョウの越冬地を訪ねる旅」を行いました。
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     2018年2月5日(月)、関西空港に長野県から植松永至さん、高知市の畠山正則さん、わたしの3名が集合。大韓航空でインチョン(仁川)空港経由でスリランカのコロンボ空港に到着。そこでから移動し、今度はスリランカ空港で南インドのKochi空港へ2月6日(火)午前中に到着しました。前日の夜からKochi空港前のホテルに宿泊して待っていたMartin Rutzさんと合流し、空港から60キロくらい離れたホテルに移動してチェックインした後、バードウォッチング専門会社を経営する人の農園に移動し、設置されていた餌場(多分、カメラマン向けに)・水場を見るハイド(観察窓のある小屋)から、さまざまな野鳥に混ざって1羽だけ時々姿を見せるインドヤイロチョウに初対面しました。
     2月7日(水)は昨日に続いて農園を訪ねた後、車で30分くらい離れた岩山のある公園でヨタカなどを観察した後、午後から農園に戻ってインドヤイロチョウなどを観察し、夕方は「グリーン、フィー」と聞こえるさえずりを聞きました。
     2月8日(木)の午前中は農園に出かけてインドヤイロチョウのさえずりを聞いた後、川沿いにあるバードサンクチュアリを歩いて調査し、インドの調査を全て終了しました。

     

    スリランカのガイドと参加メンバー

    スリランカで茂みの下のインドヤイロチョウを探すメンバー

    スリランカのインドヤイロチョウ 

     

     午後にKochi空港からスリランカのコロンボ空港に向けて移動。コロンボから車で1時間30分くらい離れた海岸にあるリゾートホテルに到着した頃は薄暗くなっていました。
     2月9日(金)朝にリゾートホテルを出発し、さらに車で2時間離れたWilpattu国立公園に出かけました。この日は夕方まで宿泊地のテント村のような場所で、地元の動植物に詳しいパークレンジャーの案内で、テント村内の5カ所くらいでインドヤイロチョウの鳴き声を聞いたり姿を見ることができました。夕食後、レンジャーの方々が探してくれた結果、テント村内の遊歩道脇の手の届くような高さの樹上で寝ているインドヤイロチョウを観察することもできました。 インドでもスリランカでも、朝と夕方の6時頃に、大きな声で「グリーン・フィー」というように聞こえる大きな声を聞いた他、ガイドのレンジャーが流すテープの声に反応して警戒する声も聞きました。
     10日(日)には、国立公園のサファリに参加して、牙の無いという現地のゾウや、ヒョウ、オオトカゲ、リクガメ、さまざまな野鳥も観察することができました。観察できたその他の生きものについては、後に参加者の記録や撮影写真をとりまとめて紹介します。また、今回の旅で得たさまざまな知見については、後日、報告会などを行いたいと考えています。
     
    インド・スリランカから帰国した12日の夜は小雪がちらつき、13日の朝には積雪が見られて震え上がりました。日本は寒い〜!
     
    2018年2月15日 たきたろう

    | ecotrust | ヤイロチョウだより〜☆ | 15:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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