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2012.09.29 Saturday
吉野川源流・渡邊生態系保護区
昨年7月に高知県大豊町立川に取得した『吉野川源流・渡邊生態系保護区』は、 大豊町立川より土佐の国の殿様が山越えをして伊予の国に向かう 参勤交代の道(現在は県道)に沿って上がっていくと見えてきます。 (写真は県道より下流を見たところ。ガードレールよりも上部分の 山頂まで89haが取得したトラスト地です) 写真撮影や看板設置場所を決めるため、9月27日(木)に、 塚地俊裕理事と一緒に現地に出かけました。 なかなか看板設置にふさわしい候補地が少なく、写真の ガードレールの見える県道脇に設置する案が有力です。 この日は、秋晴れの空気が透明に澄み切っていて、 撮影場所を探すために痩せ尾根を少し歩いてみましたが、 ようやく前が崖地になっている辺りで、購入した森を 中腹から山頂まで見渡せる場所がみつかりました。 「この辺りの森はアカシデやブナが美しい」と塚地理事が言いました。 周辺は植林された国有林です。広葉樹林が残っている辺りが 購入したトラストの森です。
*広葉樹林が美しいトラストの森のようす。 白川デザイン事務所に依頼して、この広大なトラストの森にも 看板を設置したいと思います。 9月27日(木) たきたろう 2012.09.23 Sunday
カヤカヤワークショップ in 金沢
昨日9/22は、金沢市の郊外の森で「NPO法人石川県茅葺き文化研究会」 が主催の第一回のカヤカヤワークショップ が行われました。 より多くの人に植物の「茅(かや)」=カリヤスに親しんでもらうために 「野鳥&自然観察」のテーマで観察会が行われ、 お知り合いから講師役を頼まれたので出かけてきました。 確認できた野鳥は、メジロ、ヒヨドリ、ヤマガラ、キツツキsp、 カケス、キジバト、エナガと7種で少なかったのですが、 山道を歩きながら「宝物リスト」を渡して 自然の中で宝物さがしをしてもらいました。 キノコや木の実、カマキリの卵、キンミズヒキや ツリフネソウ・・・。まるで夏日のような暑い日となりましたが お昼にはみんなでお弁当も広げて自己紹介タイム、 全員に好きな生きものを紹介してもらって、楽しい時間を過ごしました。 *お〜、ワイルドだぜ〜!参加の若い女性が 両手いっぱいにカリヤスを抱えています。 最後にススキとカヤの違いを学び、みんなで「茅刈り」をしました。 これは次回の茅染めに使われます。 協会のイベントでも、番小屋周辺の草木を使って 草木染めをやってみると楽しいかもしれませんね。 しら 2012.09.15 Saturday
ウォーキングトレイル鳥類調査。
9月15日(土)午前9時〜12時、下道〜下津井の ウォーキングトレイルを下津井側から歩きはじめると、 道脇にホウキタケの仲間が古代遺跡のように群落をつくっていました。 そこを通過すると坂島橋。夏にはブッポウソウやサンコウチョウ、 秋〜冬にはヤマセミやオシドリで賑わう橋も、夏鳥と冬鳥の端境期この時期は、 ダム湖の上を飛ぶトビやアオサギが見えただけでした。 坂島橋を渡ると、春にはギンリョウソウの丸い群落が見える落葉の周りも 寂しい風景になっていました。 *いつも美しい坂島橋からの風景。 この日は道に落ちていた栗の実に誘われて(笑) ウォーキングトレイルを離れて『栗プロジェクト』と書かれた森の道を上がっていくと、 少し期待していた渡りの途中のエゾビタキに出会えました。 そして、道の行き止まりのぬかるみで、ぶーぶーと鳴きながら横たわる イノシシの子ども(ウリボウ)を見つけました。体長は50センチ足らずで、 後ろ足で立てない様子で、転ぶと横になって 悲しそうに子豚のような声で鳴いていました。 持ち帰って治療するかどうか悩みましたが、 親イノシシが近くにいることを期待してその場をあとにしました。 この日、確認した野鳥は確認順にカケス、ヒヨドリ、アオゲラ、キセキレイ、 カワラヒワ、シジュウカラ、トビ、リュウキュウサンショウクイ、ヤマガラ、 アオサギ、ウグイス、メジロ、エゾビタキの13種でした。 2012.09.15 Saturday
四万十町・窪川高校での「ヤイロチョウ」の授業。
9月14日(金)午後1時5分から45分間、窪川高校で1年生45人と5人の先生方に 『ヤイロチョウの森を守る取り組み』をテーマに授業を行いました。 白川理事にも撮影とクイズ担当でお手伝いをしていただきました。 *職員室で教頭先生、担当の先生と打ち合わせをしました。 『ヤイロチョウの不思議な生態や民話』について話をした後で、 ナショナルトラストによるヤイロチョウの森の保護の取り組みが、 四万十の森の再生につながっていくということについて説明しました。 参加した生徒たちにアンケートをお願いしましたので、 どんな話が印象に残っているか楽しみです。 *ヤイロチョウの話を熱心に聞く生徒たち。 その後、塚地俊裕理事の案内で、現在計画中の ヤイロチョウ学習施設の参考にするため高知県の西の端、 大月町竜ガ迫という海の美しい小学校跡地に出かけました。 30年前に廃校になって、現在は民宿として使われているそうです。 意外に立派な小学校でしたが、その校庭の端に樹齢150年と思われる 2本のセンダンの巨木が隆々と枝葉を伸ばしていました。その木の下に、 手作りの屋根付きの小屋があって、南国情緒の豊かなこの木の下の空間は、 宿泊客用の食堂につかっているということでした。 天井の高い廊下の構造や、白い縁取りのガラス窓など、 ヤイロチョウの学習施設として参考になりそうなところがいくつかありました。 サンゴの海に囲まれた小学校跡地。今度はゆっくり遊びに来たい場所でした。 たきたろう 2012.09.13 Thursday
王子製紙の森でエコツアーガイド養成講座。
9月13日(木)午前9時〜13時まで、植物研究家で生態系トラスト協会の 塚地俊裕氏や楠瀬雄三氏を植物の講師に、野鳥の調査で白川が講師を担当し、 四万十ヤイロチョウの森に隣接する王子製紙の森で エコツアーガイド養成講座が行われました。
*歩きながら樹木や植物の種類をリストアップしていきました。 *一つひとつ確認しながら歩きました。 *クサアジサイが渓流沿いで涼やかに咲いていました。 *ピンク色したイワタバコのきれいな花。 谷をいくつも渡りながら歩きました。 奥に入るとコケが見事な道になってきました。 ここで私は足を滑らせてボチャ〜ンと ずぶぬれになってしまいました。 *地図を見ながら場所を確認しています。 調査の参加者は、塚地さん、楠瀬さん、武内さん、笹岡さん、 鎌田さん、白川の六人で調査しました。 私が確認できた野鳥は、ヒヨドリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、 キセキレイ、カワガラス、シジュウカラの7種でした。 しら 2012.09.13 Thursday
『第1回四万十町生物多様性の町づくり検討委員会』
*あぐり窪川の協会看板前で集合。 9月12日(水)14時〜16時まで四万十町農村環境改善センターで開催予定の 『第1回四万十町生物多様性の町づくり検討委員会』の開催に先駆けて、 当日の講師である四万十町在住で生態系トラスト協会副会長の池田十三生氏や、 四万十市のトンボと自然を考える会常務理事の杉村光俊氏などを講師に 秋のエコツアーガイド養成講座が行われました。 *池田さんの案内で、河跡湖の水辺を観察しました。 トンボや植物を中心に観察しました。ツリフネソウや 青い実をつけたテンナンショウ、モズの高鳴きが秋を感じさせ、 栗も落ちていました。キジバトが天敵に捕えられ 羽毛が散乱している場所もありました。 参加者は、午前9時30分に『道の駅あぐり窪川』の ヤイロチョウ保護看板前に集合し、池田十三生氏の案内で 四万十川流域の河跡湖や松葉川地区の生態系トラスト協会渡邊保護区や、 松葉川温泉周辺の植物などを観察・調査しました。 *四万十川の風景もたっぷりと味わいました。 *副会長の池田さんの休耕田ビオトープのそばの看板前で。 午後の検討委員会には、四万十高校生も参加して、 四万十町の生物多様性を保全・復元するための課題について 熱心に論議が行われました。検討委員会は本年度から3か年で結論をとりまとめ、 国や県や四万十町に提言書を提出する予定です。 *夜にはヤイロチョウの森トラストの家で理事会も行われました。 *夜は、塚地さん差し入れの新鮮な地物の魚調理が振る舞われ、 集まった理事や研修生たちで新潟の美味しいお酒やワインなどで 深夜までにぎやかにみんなでトラストの夢を語り合いました。 たきたろう 2012.09.02 Sunday
下津井キュウリを初収穫〜!
*今日、我家の畑で初収穫したのは、下津井キュウリ〜♪ 下津井の大西さんが送ってくださった種から育てました。 この夏、金沢は雨もあまり降らずに夏野菜の実りも今イチでした。 *ブルーベリーはたわわで、友人も誘ってブルーベリー摘みをしました。 ひと雨降って、草ぼうぼうの畑ですが そんな畑がけっこう気に入っています。 それはいろんな生きものたちの気配がするから! 今日は何種類かのクモを見かけました。 農薬を使わない畑ではクモは貴重な助っ人です。 いつの間にかクモは私の好きな虫の仲間入り。 *これはイオウハシリグモ。ときにはカエルだって捕まえる、 日本で一番強いクモだそうです。そばには小さなクモの赤ちゃんが たくさんいたのでお母さんグモだったかも! *キョロキョロ、スパイのように偵察しながら歩いていたのは すばしっこいマミジロハエトリ。ハエトリグモの仲間は、 草木の葉を徘徊しながら生活しています。美味しいエサは見つかったかな? *こちらはナガコガネグモ。畑のお馴染みさん、お腹の模様が素敵です。 *幼体の頃は、こんな糸を張るので見つけやすい。 なかなかアートな糸の模様ですね☆ アオバハゴロモがかかっています。 *そんなクモにも天敵はいます。足だけ残ったナガコガネグモ。 あ〜、美味しかった!と言ったのは鳥だと思いますが・・。 喰うもの喰われるもの、自然のサイクルの中で美しく命は巡っています。 しら |
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